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習近平国家主席は水曜日、中国が全般的に改革を深化させ、中国の近代化を推進し続ける中、北京とハノイは貿易や経済、相互接続性やデジタル経済などの分野で協力を拡大する新たな機会を歓迎すると述べた。

▲習近平国家主席は水曜日、北京の人民大会堂でベトナムのファム・ミン・チン首相と握手する。FENG YONGBIN / China Daily

同氏は、中国北東部の沿岸都市大連で開催されている「サマー・ダボス」としても知られる第15回ニュー・チャンピオン年次総会に出席するため中国を訪問中のベトナムのファム・ミン・チン首相と北京で会談した際にこの発言をした。

習主席は、中国は常にベトナムを近隣外交の優先課題とみなしていると指摘し、中国はベトナムと協力して二国間関係の戦略的指導を強化し、しっかりと相互支援し、互恵的な協力を深め、共に近代化に向けて前進する用意があると述べた。

中国はより多くの自国企業にベトナムへの投資拡大を奨励するが、ベトナムが彼らに対して公正かつ公平で差別のないビジネス環境を提供することを期待している、と彼は述べた。

中国はベトナムにとって最大の貿易相手国であり、第2位の輸出市場である一方、ベトナムは東南アジア諸国連合（ASEAN）内で中国にとって最大の貿易相手国である。

公式統計によれば、二国間貿易は2000年の約24億ドルから昨年は2297億ドルを超えた。

チン氏の訪問は、12月の習主席のベトナム訪問の際に両国が戦略的意義を持つ共通の未来を抱く中国・ベトナム共同体の構築を発表した後に行われた。

習主席は、それ以来半年以上にわたり、両国の政党や政府の間でハイレベルの交流が頻繁に行われ、さまざまな分野での協力が進展し、両国民に具体的な利益をもたらしたと述べた。

"私たちはとても満足しています。"彼はベトナム首相にそう語り、ベトナムと協力して世界の平和、安定、発展、繁栄にさらに貢献することを誓った。

習主席は、中国とベトナムの友好関係に対する国民の支持を固めるため、両国に対し、国境を接する省間のコミュニケーションを強化し、人々の福祉の向上を目的とした農業、教育、医療のプロジェクトを実施し、人的交流や青少年交流を促進するプラットフォームを有効活用するよう求めた。

また、両隣国が海洋問題を適切に処理し、海上での共同探査を加速し、地域の平和と安定を共同で守る必要があると強調した。

ベトナムの首相は、世界経済成長の重要な原動力および基盤としての中国の重要な役割を高く評価し、ベトナムも加盟している環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定への中国の加盟を支持するとともに、貿易や技術問題の政治化に反対すると述べた。

同氏はまた、ベトナムは台湾問題に関する中国の立場を支持し、「一つの中国」原則を堅持していると付け加えた。

チン氏は、中国との戦略的相互信頼と実務協力を深めることがベトナムにとって最優先課題であると指摘し、ベトナムは戦略的意義を有する中国とベトナムの運命共同体の構築を自らの戦略的選択とし、外部からの扇動や干渉に影響されないと述べた。

中国社会科学院東南アジア研究の上級研究員である徐立平氏は、近代化を進める社会主義国である中国とベトナムの協力を強化することは、両国にとってウィンウィンの選択であると述べた。

徐氏は、陸と海で結ばれた両国は近年、国境貿易が急速に発展し、「一帯一路」協力を通じて相互接続性を促進する取り組みを進めており、地方レベルでの協力は中国とベトナムの新たな成長分野の一つになるだろうと述べた。

中国人民政治協商会議全国委員会の王滬寧委員長も水曜日にチン氏と会談した。

記者：莫 京熙